就活失敗したニートの就活記

就活失敗したダメな大人の体験記

IT企業編

この企業は、ハローワークに電話をしてもらって

指定した日に履歴書類を持ってくるように言われた。

 

電車で3駅ほどの距離でした。

会社につくと、会議室のような場所に連れて行かれた。

すると、ぼくの他に何十人も座って待機していた。

こんなに人がいるのかと驚いた。

時間になると、担当の人がやってきて会社の説明会をはじめた。

その内容は

実際の業務内容や社員の勤務の様子、研修があることなどを説明するものだった。

この会社は、SEやPGの求人で未経験でも応募可能なものでした。

三ヶ月の研修期間を経て

自社のパッケージ商品の開発保守の仕事や派遣先でSEとして働くのだとか。

 

 

こういった業界の特徴として、気をつけねばいけないのは特定派遣業かもしれない。

ぼくが注目して思ったのは、採用人数が10人と多い点と

自社パッケージ商品が指で数えるほどしかないということ。

この会社は、自社でつくる商品を売ってしのいでいるのではなくて

SEやPGを派遣してしのいでいるんじゃないかと思った。

派遣というと、聞こえが悪いのですがこういう正社員を派遣する業務はこの業界だと当たり前のことだそうです。

非正規雇用の派遣ではないので、派遣先の状態に関係なく、会社がきめた給料などがもらえるそうです。

正直にいって派遣されるなんて・・・とぼくは思った。

派遣されるメリットとしては、常に新しい環境で経験を積めることがあります。

とくにPGだと、多種多様な言語を習得できるメリットがある。

しかし、デメリットとしては派遣先によって勤務時間などの内容が変わることがあります。

そして、未経験の自分が急に派遣されるという自体にもなりかねない。

なので、特定派遣が入社後のどのタイミングで行われるか聞いたら

研修後でもできる業務内容がある場所にいってもらうことがあるという解答でした。

 

まぁ派遣にはいい印象を持ってないです。

腕のあるひとは派遣で大丈夫なんでしょうけど、未経験者で派遣っていうのはハードルが高いと感じた。

カウンセラーさんの話ではIT業界にはよくある話だそうです。

派遣をすることで、能力があがって転職を繰り返すというライフワークな人が多いんだとか。

そして、務めた会社や案件が多いひとほど重宝されるそうです。

こういうと聞こえはいいんだけど、自分に能力があるかどうかなんてわからないので不安でした。

 

あとこの企業で少し怪しいと思ったのは、従業員数が40人程度の会社なのに10人も採用するという点。

これって、半数は辞めるような計算ではないでしょうか。

数打てば当たるみたいな、若者の使い捨て感が半端なかった。

どうせすぐにOJTの名目で派遣先を決められてここで仕事してこいみたいな感じがしました。

帰ろうかなと思ったのですが、せっかく書類も作ったので練習程度の気持ちで受けることにしました。

 

説明のあとは履歴書類を回収されて、適性検査というものをやらされました。

どういう内容のものだったかというと

4択の設問がある性格診断のものと、IQテストのようなものでした。

これがけっこう時間をとって1時間半もかかりました。

なんなんだこれって感じでした。

 

とくにIQテストはひっかけ文章問題の算数という感じで

メモをとって暗算をさせられたり、この中に仲間はずれの数字がありますというような

問題がいくつかありました。

おそらく理数的要素を見るためなんだとおもいます。

ぼくはあんまり解けませんでした。

あとから知るのですが、これはSPIというやつだそうですね。

 

心理テストのようなもので人間性を測って、企業の求める人材をみつけるためのテストです。

こういうのは面接上の性格と心理テストの性格で合否をきめるそうです。

 

その次に面接でもあるのかなと思うと

今日はここでお帰りくださいということで適性検査の合否を待ってくれとのことでした。

 

合否のメールがきたのは

翌日の夕方ぐらいでした。

 

結果は不合格で、お祈りをされた。

お祈りをされたこと自体は構わないんですが

ひとつ言わせてほしいことがある。

 

SPIで落とすなら履歴書を書かすな。

 

これですよ。

ちょっと普通に怒りがこみあげてくるレベルだった。

履歴書って手書きで書くのすごく時間かかるんですよね。

丁寧につくって、封筒も考えて封をして、自己紹介書とかもいれてね。

 

書類選考の欄がなかったので書類選考はしていないと考えられるんですが

それだったら最初にSPIをやらせて、通った人だけ書類を出してもらったほうがいいんじゃないのかと思うのです。

本当に、こういうムダの究極系みたいなことをしてくるのが就活だなぁと改めて実感しました。

 

さて、こんなゴミみたいな会社はすぐに忘れて

次の企業にいきましょう。