就活失敗したニートの就活記

就活失敗したダメな大人の体験記

Web系の開発会社編

今回の会社は3次面接まであってやっとおわったのでご報告。

複数回行うと書いてあったんですが、3回もあるとはおもいませんでした。

応募は普通にハローワークからいきました。

そこは大学の成績証明書とか必要だったんですが、ハローワークの担当の人が気を利かせてくれて

既卒だからなしでもいいかと言ってくれて履歴書類だけでよくなった。

 

本社にきてくれとのことなので、わざわざ県外までいきました。

社員100人規模の会社だけあって大きなビルの中に会社があった。

会社の前に内線用の電話があって、それで呼び出すと担当者が出てきて部屋に案内された。

簡単な応接セットがある部屋でぼくのほかに2人いた。

ぼくを含めて3人で待っていると担当の人がきて、Web知識がどれだけあるのかを調べるための紙を渡された。

ぼくはhtmlやcssphpなら触る程度の知識がある。

お遊び用のサイトをいくつかつくってた経験があるので、知っているという感じで設問にチェックした。

すると、それを持って担当者が退席して面接を開始するので、順番がきたら呼ぶとのことでした。

順番がくると、面接室のような部屋で面接が開始された。

 

 

聞かれたことは志望理由とブランクのことに関してだった。

大学ではなにをしていたのかとかも聞かれた。

ぼくは全部正直に遺産を食いつぶしてゴロゴロしてましたと答えた。

面接官はその間になにか得られたものはあったか言ってきたので、

「ゴロゴロしてたのもあって、働きたい、力を付けたいという強い意思を持つことができて就活を大学時代から前向きに取り組めるようになった」と言っておいた。

大学は真面目に勉強してて単位をすぐに取り切ったと言っておいた。

志望理由は知識を身に着けたいとかこういうサイトを作ってみたいとか

Web業界に興味があったとか適当に言っておいた。

 

IT企業というのは、やっていることが不明瞭なので志望理由がおもいつきにくい。

御社の製品が~とかもない。

実際になにを開発してるかも明かされてないのでよくわからないことだらけ。

わかるのはWebサイトに関連するものを開発しているというだけ。

Webサイトを作る会社なんてたくさんある。

なのでこの会社じゃないとダメという部分が正直いって見当たらない。

 

だからフワフワとした志望動機になってしまった。

そのほか、どの程度のレベルでhtmlなどの知識があるのかを事細かく聞かれた。

 

正直おちたと思ったけれど、なぜだか次の日に二次面接をするメールがきた。

面接官の反応も悪かったのになんで通ったのかよくわからなかった。

 

次の面接は地元の支社でするので、数日後に支社に出向いた。

そこは小さなオフィスビルに入っていた。

そこでは、なんと和室に案内された。

座布団がおいてあって、正座して待っていた。

 

40代ぐらいの女性の面接官がやってくるなり、正座をしていたぼくに

和室でごめんね、正座しなくて大丈夫だからと言ってくれたんですが

面接官が正座しているのに崩すわけにはいかないとおもって正座でいった。

この支社の前には和室をつかう会社が入っていたそうで、ここだけ和室になっているのだとか。

面接官は私服で、けっこうフランクな感じだった。

聞いてきた内容は一次面接とほとんど変わらなかった。

 

ただ、お遊びでつくったサイトにやたら興味を持っていて

見たいと言ってきたので、その場でサイト名をぐぐれば出てくるから見てください

と言ってノートPCで見てもらった。

 

好きなゲームのことをまとめたサイトですこし恥ずかしかった。

ただ、面接官はけっこう興味深くみていて

こういうサイトデザインにしたのはなぜなんですかとか

なんで作ろうとおもったのとか熱心に聞いてきた。

ゲーム好きな社員はたくさんいますよと言って談笑していた。

 

女性の面接官ははじめてでしたが

女性の方というのはやはりコミュニケーション能力とやらに長けていると思った。

話がうまいので、面接なのに笑いがでたりして盛り上がる。

 

一時間ぐらいがあっという間にたって、面接がおわった。

話の上手い人だったので好印象を残せたかどうかはわからなかった。

 

面接をうけた週に返事がなかったので落ちたとおもっていたら

一週間後に、3次面接の連絡通知がきた。

3次もあるのかよ・・・とぼくは落胆した。

そして、これもなぜ通ったのかよくわからなかった。

つくったサイトはしょぼいものでしたし、空白期間はゴロゴロしてただけですし。

まぁ、二次面接は実際に働く職場なので同僚にしてもいいという判断がくだされたんだと思います。

 

さぁ3次面接ですが、本社でやるそうなのでまた本社に出向きました。

面接官は取締役員の2人でした。

ふたりとも会社役員の割には30代40代と思われる感じでした。

すごい堅い重い雰囲気の中で始まって、1次2次と同じことを聞いてきた。

違った点でいうと

ここで働いてなにをしたいのか?

会社に入って数年後はどうなってるとおもうか?

社訓や会社の理念はこうなっているけど賛同できるか?

夢や目標はあるのか?

などのことを聞いてこられた。

この質問は、じつは事前にぐーぐる先生で最終面接とぐぐって予習をしておいた質問内容そのものでした。

本当に予習通りのことを聞いてきてビックリしました。

でもこういうのってわかってても答え辛いですよね。

答えても相手の反応が薄かったのでなんだか心配になって緊張してしまった。

ぼくはあまり緊張しないタイプなので、その緊張が余計にこわばってたとおもいます。

そもそも業務実態がよくわからないのに、なにをしたいとかいわれても

求人内容にかいてある職務内容をしたいからですとしか言えないですし

数年後どうなってるかなんてしりませんよ。

今の若者に数年後どうなってるかなんて考えても暗いことしか思い浮かびません。

なので、まだ働いてないのでわからないですが、事業の統括をできるようになればいいとか答えておいた。

社訓に賛同できるかとかは、賛同できないとか言うわけねーだろ!という感じだった。

夢や目標は、とにかく働いて力をつけることですと言っておいた。

 

あと、思っていた仕事と違ったりした場合や

仕事がうまくいかなかったらどうするの?という質問もされました。

自分はもうあとがない状態だし、それでも喰らいつくと言っておいた。

 

それと、ぼくの年齢からいうと入社すれば年下にこき使われることになるけど

だいじょうぶなの?ということも聞かれた。

それはもう当然のことだから大丈夫ですよと答えておいた。

すると、IT企業は実力至上主義なのであなたのがんばりですぐに出世できるみたいなことを言われた。

いわゆる年功序列制を完全否定していた。

 

そして最後に入社前にすることはあるのかなどの質問しておわった。

役員の方が就活中とのことですが、結果を急いでるかを聞かれたので

どれぐらいで結果がでるのか聞いたら、来週には出せますけれど

あなたが急いでるなら明日にはお伝えすることもできますよと言われた。

急いでないし、別の企業の面接もまだあるので、来週でいい旨を伝えてその場をあとにした。

 

あと今回は、なぜか交通費が出ました。電車のカードでしたけど。

ちょっとびっくりした。

ぼくが電車できたことを1次2次面接でヒアリングして知っているからなのだろうか。

 

それから来週に、不採用メールが届いた。

厳正な審査の結果、採用を見送られました。ついでにお祈りもされてた。

 

もともと1次面接がなんで通ったのかわからないので

あそこがだめだったのかな?っておもうところがけっこうある。

とくに最終面接は言葉につまることが多かったのでダメな点がたくさん。

ちなみにもし内定が出てたら内定をうけたかというと

自社でのみ開発を行っている点や研修、福利厚生、残業代等などもバッチリでよさそうな感じだったので

ブラックでも技術だけ盗むつもりでいこうとおもってた。

なので少し落胆した。

 

しかし、なぜ落ちたのかってのがこちらに伝えられないのも辛いですね。

もやもやしたまま断られるというのも日本の就活の闇の一つだと思います。

 

これで応募した企業が弾切れしてしまったので

ジョブカフェにいってキャリアカウンセラーさんとお話して戦略会議をすることとします。